新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、2020年4月7日兵庫県に緊急事態宣言が発出されました。ウイルスという見えない敵に立ち向かう時、今後の先行きが見通せず不安な気持ちで毎日を過ごされている方も多いと思います。当院は地域の医療機関として、来院される方の健康、特に現在通院されている患者さんの健康を守ることを第一に、現在もこれからも診療を続けてまいります。地域の皆さんに安心して通院をしていただくために、現在当院で行っている感染予防対策をご紹介したいと思います。【2020年4月時点】新型コロナウイルス感染症に対する対応について(診察体制について)はこちらを参照ください。内視鏡検査の洗浄・消毒についてはこちらを参照ください。職員の健康管理職員が健康でなければ、診療を安全に行うことができません。出勤時・退勤時の体温測定やかぜ症状の把握を行うことで、健康管理をしっかり行っています。また、医師・看護師・受付職員は常時サージカルマスクを着用しています。また、必要に応じて手袋・ガウン・フェイスシールドやゴーグルを着用し診療に当たります。手指衛生・物品消毒の徹底新型コロナウイルスの予防に一番大切なポイントは手洗い・消毒です。当院は消化器内科であり、従来より手指衛生には気を使っていますが、現在より一層徹底した手洗いと手指消毒を行っています。当院で診察を受けたことがある方はご存知かもしれませんが、私は身体診察が終わった後すぐにに手指をアルコール消毒しています。そして患者さんが診察室から離れて、次の患者さんが診察室に入るまでの間にもう一度手指をアルコール消毒を行っています。また、聴診器やペンライトなどもすぐにアルコール消毒しています。このスタイルは以前と変わりなく続けています。(かつて勤めていた病院で、スタッフから「先生、アルコール消毒好きやなー。先生の診察のあとアルコール補充が多いわ」といわれたことがあります。もちろん、処置を行った際には石鹸を使った手洗いも行います。)また、スタッフも手指衛生には十分に注意を払っています。また、医療従事者が使う物品や机・椅子はもちろん、患者さんの触るドアノブ・手すり・ガラス面や体温計などの物品や椅子・ベッドなどもアルコールや次亜塩素酸ナトリウムを用いて随時消毒を行っています。患者さんにも手指のアルコール消毒のご協力をお願いしています。以前は玄関前に手指消毒用のアルコールポンプスプレー1台のみでしたが、2月からは診察室前にも設置していました。この度これに変えて、アルコールの自動噴霧器を設置しました。ご高齢の方には慣れない方もいらっしゃるようですので、スタッフにお気軽にお声がけください。(噴霧器のそばに手順を示した写真を準備しました。)アルコールに過敏症がある方は行っていただかなくて結構ですので、お気軽にお申し出ください。飛沫感染の防止策最近来院される患者さんのほとんどがマスクを着用されています。咳エチケットが少しづつ徹底されてきているのを感じます。医師・看護師・受付スタッフは、飛沫感染防止のためサージカルマスクを常時着用しています。また、受付スタッフは現金や保険証などを扱いますので、手袋を着用しています。ご理解をよろしくお願いいたします。4月26日受付窓口の飛沫感染防止のため、透明ロールスクリーンを設置しました。(これまでの見栄えのあまり良くなかった透明シートを置き換えました。)来院される患者さんにも、受付職員にも安心して対応できるよう、今後も随時対策を行ってまいります。
職員の健康管理
手指衛生・物品消毒の徹底
飛沫感染の防止策